ダイヤモンドのカラットとは?

”Carat” カラットとは、ダイヤモンドのサイズではなく重さを表します。1カラットは0.2グラムに相当します。

昔、まだメートル法がなかった時代には質量の基準に植物の種子がよく用いられていました。乾燥した一個の種子の重さが1カラット(0.2g)であり、1粒1粒が安定した重量であったため使用されていました。

カラットはギリシア語の”keration”ケラティオン から来ています。

カラットが高い方が良いのか?

ダイヤモンドの価値基準はカラットだけで決まるわけではありません。基本的にはカラー、クラリティ、カットなどの基準で決まります。例えば、同じ1カラットのダイヤモンドでも、クラリティ、カラー、カットが違えば価格は大きく異なってきます。大きいカラット数でカラー、クラリティー、カットが最高のものであれば非常に稀少性が高く、値段も高くなってきます。

どうやって価格を比較するの

ダイヤモンド に限らず宝石の取引は1カラットあたりの金額で取引します。
例えば0.35ctのダイヤモンドが500,000円/ctの場合、
0.35[ct]x500,000[円/ct]=175,000[円]
ピース代金175,000円となります。

サイズによっても基準があります。
0.18~0.22ct
0.23~0.29ct
0.30~0.39ct
0.40~0.49ct
0.50~0.69ct
0.70~0.89ct
0.90~0.99ct
1.00~1.49ct
1.50~1.99ct
2.00~2.99ct
3.00~3.99ct
4.00~4.99ct
5.00ct~
10.00ct~
この区切りで価格帯が変わっていきます。

例えばDカラー、VS1,トリプルエクセレントで1ctと0.95ctのダイヤモンドがあった場合、0.95ctのダイヤモンドが1ctのダイヤモンドの1カラッとあたりの価格が30%下であった場合、
0.70×0.95=0.665
66.5%で1ctのダイヤモンドに比べて33.5%も値段が下がることになります。
「1ctのダイヤモンドが欲しい」ならば1ct以上を買われた方がいいでしょう。後悔しないように。
「ある程度大きいダイヤモンドが欲しいけど予算が」というなら0.9ct代のダイヤモンドもオススメです。