ダイヤモンドのグリーンカラーは自然放射線による結果です。
地下200km地中で安定した温度2700℉という環境で数百万年の放射線照射だけで、このような豊かな色のグリーンダイヤモンドに変化されます。この環境自体が非常に稀です。ダイヤモンドができるプロセスの中で数百万年は結構短期間です。
一般的にダイヤモンドは10億年以上前に地表下100マイル以上の極端な温度と高圧の環境で炭素原子が強固に結合しダイヤモンドが誕生しました。ダイヤモンドは、激しい火山活動のためマグマにより地表に向かって上方に運ばれるまで、数億年の間、地球の奥深くに眠っていました。
これらの奇跡的な環境の中で生まれるグリーンダイヤモンドは、他のカラーダイヤモンドとは異なり、地球の表面への長い旅のによって色を得る為、より希少なダイヤモンドと言えます。
Fancy Intense Yellowish Green 0.04ct GIA
この自然の中でできたグリーンダイヤモンドは注意が必要で、その色は表面の深さだけであり、ダイヤモンド内に広がることはめったにありません。 さらに、色が不均一なパッチで広がり、研磨中に完全に消える場合があります。 これにより、ダイヤモンドが有色から無色に変わります。
自然環境でグリーンダイヤモンドができるプロセスは人工的にできるグリーンダイヤのプロセスと似ている為、現在の段階ではは今の段階ではナチュラルカラーのものは人工のプロセスによるものではないと証明することが難しいそうです。
GIAのカラーダイヤモンドのレポートでグリーンダイヤモンドの鑑別が難しい理由はここの部分で、自然にできるプロセスと人工的にできるグリーンダイヤモンドのプロセスは似ている為、現在でも”Undetermined” ＝ “不明” と出ますが一説にはこの場合、「人工ではないグリーンダイヤモンドと断言できない」という意味が強く、業者間の間では「99％天然のらしいけどね。残念だね」
人工照射でできるグリーンダイヤモンドには”Treated” =”トリート”とちゃんと判別は出ます。
