2023年1月よりGIAではドシエは紙での発行はなくなりデジタルドシエ(ミニレポート)へと切り替わりました。
しかしながらマーケットや業者から抗議を受けたようで再開した模様。
前向きな失敗。

左が今までのドシエ。紙に印刷された状態の簡易レポート。
右が2023年1月から4月8日までにドシエにて鑑定を依頼した場合に返却されていたデジタルドシエの返却される状態のもの。

今までの紙で発行されていたドシエになります。
今後もこのタイプとなるようです。

オレンジの紙袋の外には結果とダイヤモンドを提出した会社の情報。
紙袋の中には別に1枚、結果とQRの印刷されたシールが付属。
おそらくお客様がオレンジ色の袋を見ることはあまりないでしょう。
ダイヤモンドを扱う会社では便利なような、少し気を遣うような。

GIAに伺うと、シールの取り扱いは各社に任せるとのことでした。
このQRコードでGIAのレポートチェックに直接アクセスできるようになっています。

4 月 9 日以降、グレーディングのために提出されたすべてのダイヤモンドは、1 月にデジタルのみに切り替える前に GIA が発行していたレポートと同様に、紙のドキュメントで返却されると、GIA が発表していました。1月から4月8日の間に鑑別に出されていたデジタルドシエも無料で紙のバージョンをリクエストできるようです。

一方でペーパーレス形式を好む人は、デジタル証明書を引き続き利用できるとも付け加えました。

デジタルのみのレポートを各会社のビジネスに統合することの難しさの懸念はありましたが、業界の商い習慣などの問題もありますが、新しいレポートはセキュリティを低下させただけでなく、小売業者にとって売れ行きが悪くなったと主張されたことが原因のようです。
エンドユーザーにとっては紙の証明書に慣れていて、海外ではデジタル書類が付属しているダイヤモンドの売れ行きがあまりよろしくね買ったようです。

ジャーナル